Last up date 2005-03-06

画像の大きさはマチマチになってしまったが便利なことにミランダはケースはほとんどのモデルで共用できる。
センソレックス、オートメックスのボディーはD-IIやFよりも大きく見えるが、若干上に伸びただけで12角型の旧D型などとサイズはほとんど同じ。
ミランダのケースは大体同じ大きさで、ありがたいことに一眼レフはすべてに互換性がある(dx-3は除く)。

下図、ミランダの最初と最後Tとdx-3のケースで、この二つには21年の時間の流れがあるのだ。
fig:1fig:2

TとSのケースは、若干角ばったノーズコーンである。

T用のバリエーションはまだ発見していない。
T用の上蓋には裏にゴムのストラップがありプリセット用のレンズキャップなど径の小さいものなら挟めるようになっている。裏地は大抵マルーン(アズキ色)のスエードでどのケースとも共通だがたまーに白いスエード地のものがあった。
細かいことをいうとストラップ金具などバリエーションがある。よほどやることがなくなったら分類してしまうかも知れないが...今回は無視する。

下fig:3はミランダS、光り物がないシンプルな仕様である。
fig:3

A以降のノーズコーンは丸みがあり字体、構造にバリエーションもある。
D-2くらい(1960年頃)まではチョコレート色のケースが中心だったようだ。

fig:4,5はAとDのものだがコーンのロゴが違い、見にくいが、大文字と小文字なのである。
上フタのストラップをとめるスナップボタンは通常右に一つだが、小文字のほうは2つ。
(この小文字タイプはミランダAのものだったがオリジナルかどうか判らない。)
fig:5fig:4

下、fig:6
ハードケース、革製、黒色のみ。
専用ケースは機種名のロゴがノーズコーンにあるのだが、これらはないタイプである。
Fからセンソレックス系までこのケースに入っているようだ。

fig:7、fig:8
セミハード・ケース、合皮で黒色のみ。
1960年以降のミランダのケースはちょっとデコッぱちでペンタックスなどにも似る。
バッジが異なり、fig:8のほうが後期である。
fig:9
バッジが無くなりエンボスである。最後期、RE-IIとセットで見られたものだ。

fig:6 fig:7fig:8fig:9

下図はオートメックスのものでオートメックス3にも専用があった。センソレックスには特に専用タイプはなかったようだ。

fig:10
ハードケース、50年代風チョコレート色の革ケース。
fig:11
セミハードケース、オートメックス-2の60年代風の合皮で、やはりデコッぱち。黒色である。

fig:10fig:11

fig:12
セミハードケース、黒い革製、オートメックスのロゴがエンボスされている。
fig:13
ハードケース、黒い革製。センソレックスが入っていた。

fig:12fig:13


底板のネジ位置もほぼ同じくらいに揃っており、特別なサイズはdx-3くらいのものではないだろうか?

下図、ボトムケース。まあ、いろいろあるということで、とくに詳細は述べない。
fig:14
チョコレート革のケースのように四角く開いているのは12角形のミランダ用で、新型ボディーのD-2用は丸くカットとされている。
fig:15
センソレックスタイプ
fig:16
センソマット系(Fも含む)用である。

チョコレート革のケースやストラップには「A.C.W」という刻印がある。黒革ケースになると丸に「A、K」という刻印になる。
これはハッキリ判らないが製造メーカーの屋号とタイプを示しているのではないかと考えている。この刻印はdx-3には見られないようだ。

fig:14fig:15fig:16

底ケースの前面のキリカキ(ボディーのレンズ側の部分)はモデルごとに専用のものらしくマッチングがある。

- TOP -

@ recommends IE5.0. Font size 12(for Mac os classic)And recommended browser is more than 4.0.
Copyright 1998 by Hiroki -Mirand i- Yamashita
All rights reserved.+ designed exclusively for MIRANDA enthusiasts