Miranda Data Base - HOME - INDEX - Last up date18/06/11

Cadius Meter - I & Cadius Meter - II [CADMIUM SULFIDE EXPOSURE METER.]

ミランダブランドのCds露出計で、水銀電池MR-9タイプ1個(IIは2個)で作動。計測範囲は受光角30°-9to+22、1/4000 to 8 時間。入射光と反射光をスライド式の乳白の半球パーツでワンタッチで切り替える事ができる。バッテリーテスター付き。

Cadiusはカドミウムにかけたネーミングだろうか。大きめなアメリカンサイズだが プラスチック製で重量は軽い。
1964年頃のアメリカAICのカタログに見られ、カディウスメータ−は北米でのみ販売されたようである。販売期間も短いようだ。日本国内ではソリゴールブランドで露出計があったのだが全くの別物だ。

このCADIUSをはじめて見たのはMHSのホームページだった。彼らの写真はとても素晴らしく、非常に重厚に見えたのだが実際手にしてみると質感は昭和30、40年代の安っぽい日本製プラスチック製品といった印象だ。

グリーンという露出計には見なれないボディーカラーも、ビューファインダーからターゲットを確認できるというギミックもミランダらしい面白いとてもユニークな露出計である。

 

 

CADIUS-IIはオークションで初めて発見した。というのも日本では未発売だったであろうCADIUSはカタログなどの資料では発見できなかったのである。

ユニークなCADIUSらしく、2型には15°テレアタッチメントが付属している。革製のケースに、小さなポシェットのようなケースが付属していてアルミのヒキモノで出来たこのアタッチメントが入っている。

なお、2型は1型とは別物でかなりしっかりした造りになった。
内部はアルミダイカストのしっかりしたフレームで囲われていて耐久性や信頼性が高そうである。
これらCADIUSにはくまなく細部を見ても製造メーカー等、情報が一切無く、唯一の情報は「MADE IN JAPAN」だけだ。
このメータはミランダの設計なのか?企画製造だったのか?AICのオリジナル製品なのか?どのメーカーが生産してミランダのブランド名がつけられたのか?未だに定かでは無いが、もしかして他メーカーで同じものがあったのだろうか?このメータ−に似たものを御存じの方はい流だろうか?

 

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