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02/05/23 Last up date 08/06/12

MIRANDA SENSOREX II

センソレックスの6年ぶりのモデルチェンジ

発売:1972-2/21
シャッター:B、1〜1/1000
中央下部重点式開放測光TTL、定価:\36,500(body)¥58,000(with 50mmf1.4)(black:¥60,000)ソフトケース(セミハードケース?) \2500-
144x93x95mm(F1.4)86mm
重量: (F1.8)950g(F1.8)1100g(f1.4)、水銀電池: HC type
ブラックモデルは多くないと思われる。

センソレックスのボディーのレイアウトは基本的に踏襲されておりペンタプリズムカバーのデザインを一新した追針式のオーソドックスな一眼レフである。
巻き上げレバー側に開放値セットダイアルが移され、正面に大きく目立っていた十字型のマークを外し、外観デザインは非常に洗練されシンプルなものになった。だが、このためペンタカバー部の形状が変わり、旧型と互換性がなくなってしまった。
海外、特に米国では非常にポピュラーなミランダだが、この当時、日本の国内中古市場ではマイナーな存在であった。
現在よく見かけるものは、円高になった1990年代から逆輸入された中古品と、e-bayなどで個人売買されたものであろう。
【デザイン】
TTL開放測光であるが、レンズごとに開放値はカメラ側にセットしなければならない。センソレックスではフロント左手にあった開放値の設定ダイアルは(オートメックスIIIでは受光部)巻き戻しクランクの部分に移動した。ここには露出計スイッチと開放値の設定が集中しており一段と機能的なレイアウトとなった。

センソレックス系のカメラは頑丈で、精密感もあり好ましいがやや重い(レンズ付きで1kg超えてしまう)。だが、バランスはとてもよい。そのため持っていて疲れないカメラである。
余談だが、ミランダのサイズはdx3を除き、すべてのモデルがほぼ同じなので異なるモデルであってもケースが利用可能だ。そもそも、ミランダは交換レンズの多様性やアクセサリーの互換性などユーザビリティーはとても高いレベルだが、なぜかそう言った方面からの評価はあまり聞こえない。

最初期型:カバーの刻印違い
レンズはもちろん純正ではない、ミランダCのプロミナーミランダである。
フロントのデザインの他、これといった差異は発見していない、また、シリアルナンバーは一般的なモデルと同じ系列のようである。
あまり(ほとんど)見かけない。

Illustration courtesy of MIRANDA collectors LUX3.

 Copyright 1998 by Hiroki -Mirandi- Yamashita
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