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06/09/05 - 01/12/07 Last up date 13/10/09 to 13/10/08

Miranda S

1959-3 Release. price 24,000-yen / , Shutter : B,30,60,125,250,500
Standard lens : soligor miranda 50mm f2.8

Illustration courtesy of Miranda volunteer Sato.

外観上の特徴では、スローシャッターダイアル、スケッチレリーズのソケットがない。
巻き上げはノブ型だが巻き戻しはクランクタイプ、標準レンズはSoligor Miranda50mmf2.8付。ウェストレベルファインダー仕様。

このモデルはペンタプリズムとスローシャッターを除いたMiranda Tの廉価版、低価格化したモデルでミランダTとおなじくクイックリターンミラーではない。
同時期に販売されているクイックリターン式のMiranda Bと同じくリコーのカメラ販売で全国に販売された。
しかし、Miranda S発売後、1960年から1965年まで「輸出分で生産がせいいっぱい」と言う理由で国内販売がストップするのである。
以降リコーでの販売も打ち切られてしまうのだが…。

このモデルを最後にミランダが国内の市場から姿を消したため、ミランダは倒産した、と思った人も、当時のカメラ雑誌を読むと、多かったようだ。

ミランダTの簡易型という位置づけではあるが外観上に共通パーツはほとんど無い。
またMiranda Sのボディー筐体はMiranda A以降の特徴を持ち、Miranda TのType-2(T2ではない)と類似点がある。

Miranda ST(手前 ミランダT Type-2、奥 ST)
ミランダST俯瞰


STはスローシャッターが付いたSである。
ミランダST


カタログ上やや奇妙な位置にあるモデルであるが、スローシャッターが必要な現場からの細かいオーダーに答えられたモデルなのだろうか?
我が国で見られる多くの個体はe-bayの逆輸入なのだが、この写真の個体は古物屋のジャンクカメラのなかにあった。ファインダーはペンタプリズムが載っていた。
わずかながら国内でも使われていたのかもしれない。
Miranda STは生産数も現存数も非常に少ないようである。
したがって高価になることがありミランダのコレクションの最終関門であり、いわばアイガーの北壁である。

レンズ 50mm f 2.8

フィルター径は40.5mm。振り子型のレバーで 絞り込んでから撮影するプリセット式。
Sのケース:廉価版だけに光り物がなくシンプルである。

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