03/01/08 Last up date 08/05/23

55mm f3.5 macron : 52mm f2.8 MACRON(preset) :135mm f3.5 (short barel) : surpream 105mm f2.8 ( preset) : etc

MACRO(MACRON) MIRANDA - 52mm f2.8 / AUTO MIRANDA MACRON- 55mm f3.5

「マクロン」というプリティーなネーミングのマクロレンズである。
ミランダ用の標準マクロレンズは52mm f2.8、2種と55mmf3.5、の2種がある。
どちらも中間リングを介さずに当倍までの接写ができた(EC、EDを除く)。
ピントリングの上下がぬーっと伸びるダブルヘリコイドで面白いレンズだ。流通量は少ないようで、ちょっと前までミランダにマクロレンズがあること自体ほとんど知られていなかったのではなかろうか?

フィルターリング径はどちらも58mm。
レンズ(鏡胴)の仕組みは似ているがレンズ(タマや構成)はまったく別である。 どちらも解像力頼みのチカラ技で近接撮影をするという古いタイプのマクロレンズのようである。

macronmacronmacronmacron

Auto Miranda MACRON 55mm f3.5
55mm f3.5のマクロンは自動絞り連動のオートミランダだがレンズ自体に絞り込みボタンがない。 ボディー側にに絞り込み(プレビュー)が付いているのはミランダFとミランダFをTTL化したセンソマート、レンズのデザインから推理すると発売時期はセンソマートの頃じゃないかと思われる。マクロンは被写界深度表示がカラフルなのも楽しい...。

ゴムローレットのように見える部分はアルミ削りだし、黒アルマイト仕上げだ。フィルター径が58mmと大きく、ミランダのレンズとしては大柄な方だが軽量である。 このレンズにはセンソレックス用アーム付きモデルはなく Eオートミランダマクロンも、なぜか存在しないようらしいので、TTLが活かせないアンバランスなレンズなのだ。

 

 

Auto Miranda MACRON 55mm f3.5 EC/ED

55mm F3.5EC
本体で1/2倍までの接写が可能である。付属のオートリングを使用して等倍まで撮影可。フィルター径49mm。
ECマクロンは開放測光に対応している。EDマクロンはセンソレックス系に対応したモデルで、連結アーム付きである。
左図-ED マクロンとオートミランダ。
Illustration courtesy of Miranda volunteer ONO san.

 

 

macron52MACRO(N) MIRANDA 52mm f2.8/52mmF2.8 LABOREC MACRON

52mmマクロンはラボレック専用、ミランダ用の2種あった。

Preset Type Miranda MACRO LENS :
4 group-6 elements : preset-type : 1:1Macro : 0.21m〜inf : f2.8-f32

アパーチャーブレードは12枚、開放でも残るタイプである。
よく見ると「MIRANDA MACRON」と「MACRO MIRANDA」である。この区別はなんのためか判らないが...。
「プリセットタイプレンズで、構成はガウスタイプ。 4群6枚、最小絞 F32 フィルター径58mm。
最短撮影距離 0.21m、重量 250g最大径 63.5mm、長さ 61mm、価格 未定。ラボレックマクロン 同一構成で価格 
¥23、500円 」というスペック記事が日本の雑誌(カメラ年鑑)に掲載されていた。
しかし、あまりにも目撃例がなく、結局国内販売はしなかったのではないだろうか?と考えられている。
国内の研究家の間では、このf2.8マクロンというのはラボレック専用マウントのみと思われており、ミランダマウントはないと思われていた。「ミランダのマクロンはf3.5のタイプ、ラボレックのマクロンはこのf2.8」といわれていたが、e-bayによって日本人にも知られるようになったレンズである。

キャップは他では見られない真っ平らなデザインでアルミ製でアルマイト黒色処理されている。

macron/52_macro_macron.jpgmacron/52-huta.jpg

52mmF2.8 LABOREC MACRON
このマクロンは比較的古くから知られていたラボレック専用レンズで、プリセット、ラボレック専用マウントなのでミランダと互換性が無く、無限遠撮影も不可という近接専用特殊レンズである。
レンズ自体のスペックは同じだと思うが、主な相違点は 、マウント部分がマクロミランダより深く、数字が隠れてしまうので切れ込みがあり、複写など、カメラが逆さになった時読みやすいようにか距離表示、絞り表示の刻印の向きが逆さまに表示されている。

Mirax Labolec とおなじ頃の発表だとすると65年 から現われたレンズだったのだろうか。 これらのマクロレンズは特種用途(特にラボレック用)なこともあって当時一般に見ることは稀だったと思う。
*ラボレックは国内販売されていないとされる。

macron/labo-macron-yoko.jpg macron/52_laborec_long.jpgIllustration courtesy of Miranda volunteer ONO san.

macron/l-ee2-4.JPGここ2,3年でミランダに関する情報は飛躍的に増えた。
ついこの間までミランダはちょっとした事にナゾも多く、どんな交換レンズがあったのかも一般にはまったく知られていなかったのだが(さらにカタログにも載っていないレンズというのがあるからほんとに困る。)おそらく大部分のレンズはここでリスト化されたはずだ。マクロンについては、自動絞りの55mmf3.5マクロンもかなり知られていないレンズだったし、この52mmマクロンなんか知られていないコトでは最右翼のレンズだったろう。

いまではこのサイトに連絡をくれたほとんどのヒトが、まるで普通に売っていそうな勢いでこのマクロンを持っていたりするのである。そんなこんなで 珍しいはずのマクロンにもすっかり麻痺してしまったが、ほんの去年(2000年)までこのレンズはめったにマーケットに出ない、それはそれは珍しいものであった。とくに52mmのマクロンは「e-bayで一度だけ出たことがある...」などと噂になるほど、つい最近まで「ミランダマウントのラボレックマクロン」という言い方で呼んでいた本当に幻のレンズだったのだ。
ともあれ、最近よく見かけるようになったのは、ミランダもやっと中古の市場(マーケット)に乗るようになったということかも知れない。
もちろんebayの影響は(よくも悪くも)あるのだろう。

- top -

02/12/05

SOLIGOR MIRANDA
Short barrell 13,5cm f3.5 Telephoto lens

4 group-3 elements : focus from - m to infinity \-
FOCABELLで使用する短鏡胴135mm f3.5(right)
Illustration courtesy of Miranda volunteer ONO san.
02/09/28

SUPREAME - D Telephoto Lens105mm f2.8
4 group-4 elements : focus from - m to infinity \-
courtesy of Miranda volunteer ONO san.
Illustration courtesy of Miranda volunteer Lux san.

オリオン精機のパンフレットには「解放時でも中央解像力120本を数え...」とあり、このレンズの高い画質をアピールしている。

supream with focabellスープリームA型
ミラックス(ミラーボックス)A型用: 定価25、000円
スープリームB型
ミラックス(ミラーボックス)B型用: 定価25、000円
スープリームC型
フォーカベル(ベローズ)用: 定価18、800円
スープリームD型:定価28、000円(ケース付き)

レンズ構成 4群4枚: 最小絞り:F22:ハードコーティング(マゼンタ):最短撮影距離:3.5フィート(Dタイプ)
重量:450g (Dタイプ)
A、Bタイプは、マウントリングを取り外すとCタイプとして使用可能で D型も同様だったと思います。
ミラックスA型:ライカ、ニッカ、レオタックス用
ミラックス B型:コンタックス、ニコン用
他に8mm movie用 2inc f3.5、16mm movie用 3inc f2.8、2inc f3.5があった。
courtesy of Miranda volunteer ONO san.
Illustration courtesy of Miranda volunteer Lux san.
2/02/28

- top -