Miranda Data Base - HOME - INDEX - Last up date 02/04/06

dx-3MD 幻のモータードライブ

 

撮影コマ数、秒/3コマで連続撮影時は1/15-1/1000で使用する。
カタログでは秒/4コマとなっているようですが、意気込み分1コマ多いのでしょうか?
サバよんでいるみたいです。
グリップ兼 バッテリーケースには単3電池が10本入る。

モータードライブ定価-51,800円
バッテリーチェッカー 1,800円 リモコンスイッチ 2,000円
パワーコード 2,200円 コネクター 600円 MDキャップ 200円
という価格がカタログにみられた...


驚愕の「欠陥あり」!! モータードライブに欠陥あり!!

アメリカと日本で売られた記録がありますがヨーロッパにはとうとう現物すら届かなかったと言います。
*クロームボディーとクロームのモータードライブ仕様は国内販売されていないそうです。

このモーターはギアの不良でコマ飛びが発生すると言う事でいまだったらもっと大事(おおごと)になっていたんじゃないでしょうか?
(本体内のギアが欠けてしまう為ほとんどが返品、廃棄されたようです)、

倒産後にも出回ったらしいが...

モータードライブ自体は稀に中古店で見られますが
連動するボディーをセットで揃えるのが大変かも知れません。
倒産後もミランダは中古店などに出回ることがありましたがミラックスのラボレックの試作器やファインダーの試作品なども 倒産後すこしたってから個人バイヤーを通じてカメラ店などに流れたようです。

問題箇所はさておいて、ずっしりと重厚な質感が素晴らしく、安っぽさはありません。シャッターを切ると軽快にモーターに連動しました。が、「故障」「欠陥」などの文字がちらついて、シャッターボタンを押すにはかなり緊張しました。
モーター部分とカメラ本体の分割、接続は「お作法」があるらしく、いったん外してしまうとなかなか付けられずさらに緊張しますが
カメラとモーターそのものの造りがしっかりしているので乱暴に装着しても 動作の不安感もなく問題箇所以外はけっこう丈夫なのかも知れません。


カメラ本体のほか2カ所にシャッターがあり3ケ所のポジションで撮影が可能です 。

*パワーコードでグリップ電池ケースと切り離して使用できる。
illustration courtesy of Miranda volunteer of japan

 




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