ようするにdx-3は「売れなかった」のではないか?

1975、76年くらいというと写真少年の私は結構いろんなカメラ雑誌を見ていたし、東京の大型カメラ店、ドイやヨドバシカメラにもひととおり通っていたと思うのですが、このdxー３は全く記憶がないのです。
ミランダ自体 眼中になかったというか、ずいぶん後に、よく読んでいた雑誌にひっそりdxー３の広告が載っているのを再発見したくらいでした。
発表から２年程で倒産した事、売れなかった事も一役買って、dx-3は生産数も国内販売数も、とても少なそうです。
1976年は「AE-1ショック」があった年ですが、この年の暮れに倒産したミランダもやはりこの影響下にあったのでしょうか？
定価の \75,800 ブラックは￥2000高。は、ミランダにしては高価に感じましたが、実はオリンパスOM-1よりちょっと高いくらい。
AE-1は \81,000(50mm1.4付き)。ただし実売価格がもっともっと安かったはずで、割安感が強かったかもしれません。
もっともカメラの購入のためにミランダdx-3とAE-１を比較検討するヒトがたくさん居たとは思えませんが...。

ミランダの（おそらく）主力機種だった「オートセンソレックスEE」は￥65,000(50mm1.8付き)でした。